山を下り食料調達また上る《下山抓食物又爬山回》


腹が減った。フロントで弁当を注文出来るらしいが昼飯は11時30分までに申し込まなくてはならない。そんな時刻は疾うに過ぎている。坂を下ればコンビニエンスストアがあるようなので歩いて行ってみる事にした。

新北市新店区にある坂道

歩道のない道を15分程下ると片側3車線の幹線道路に出る。丘の上とは別世界で文明の匂いがする。手前にファミリーマート、通りを挟んだ向かい側にセブンイレブンがあったので偵察がてら両方を梯子した。


昼食と夕食を吟味して買い込み、苦行に耐えて徳を積まんとばかりに来た道を再び引き返した。往復のバス代30元といつ来るのか分からない待ち惚けの時間を節約したつもりになった。行きも帰りも坂の途中でバスに抜かれる事が無かったのも気分良かった。


もうすぐ午後3時になろうとしている所で、ようやく遅い昼食を取った。

沙茶牛肉炒麵
《沙茶牛肉炒麵》

牛肉入りの焼きそばは、コンビニ店員が唱える流れるような台詞を察して温めて貰ってあった。すっかり冷めてはいたが、店員が言う事を肯定してみて何が起こるのか観察したかった。

牛肉炒麺の上に書かれている沙茶とは何の事か全くわからなかったが、食べてみると桜海老を醤油で煮た様な香ばしい風味がした。お茶の味はしなかった。

機内食以来全く生野菜を食べていなかったのでサラダも購入した。例えロメインレタスが大半を占めていてもシャキシャキという歯ごたえを脳に送るだけで健康な事をしているような気持ちになれる。見た目と食べた感じはシーザーサラダそのものであったが、ラベルに書かれている凱撒沙拉の読み方はまだ知らない。

ついでに台湾のビールを味見してみた。勝手に水みたいなビールだと想像していたが日本の発泡酒位の飲みごたえは感じられた。


沙茶醬 [Shā chá jiàng] : 東南アジアのSatayというピーナッツソースが原型の調味料で福建省を経由し台湾へ伝わった。小魚、蝦、胡麻、葱、唐辛子等に香辛料を加えて練り上げる。台湾の沙茶醬にはピーナッツが入っていない物が多く、炒め物や鍋のつけだれ等に使われる。


そして夕食用に購入したのはこの弁当。

鉄路弁当
《鐵路便當》

台湾にも駅弁があるというのは聞いた事があったが、街のセブンイレブンでも買えるとは思わなかった。もはや駅弁でも何でもない気もするが、《御弁当》《鐵路便當》と書かれてある上に機関車の挿絵まで入っているので駅弁で間違いないだろう。

昼食用に買った牛肉焼きそばと違ってこちらは温めて貰わなかった。冷蔵で売られていたので夕食まで常温に放置しても大丈夫だろうと踏んでの判断だ。冷蔵庫が無い生活は生まれて初めてだが不便極まりない。


順天本草青草茶佛手柑桔茶
《青草茶》GREEN HERB TEA
《佛手柑桔茶》BUDDHA’S HAND CITRON TEA

見た事が無い飲み物にも挑戦してみた。お茶系飲料なら口に合わなかったとしても健康を害する事はないだろう。グリーンハーブ茶はミントの味がした。ブッダの手シトロン茶は漢方薬の味がした。

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