中國語の標準語を伝統的な繁体字で学ぶ《用傳統繁體字學習標準中文》


最初の1週間が終わった。どうやら良い先生と良いクラスメイトに恵まれたようだ。最初の数日で1人が辞めたので全部で5人になった。一人一人に先生の目が届き授業も分かりやすい。今の所は楽しみながら中國語を学んでいる。


台湾大学語文中心のクラスには全部で3つの時間帯があり、希望の時間を優先してクラス分けに反映される。1番人気は午前中のクラスらしい。

A : 8:20-11:10
B : 12:00-14:50
C : 15:10-18:00

1日のクラスは50分の授業と10分の休憩で構成される。

8:20-9:10 授業
休憩
9:20-10:10 授業
休憩
10:20-11:10 授業

学校案内には1日3時間と書かれているが正味2時間30分だ。

月から金まで週15時間 × 全12週間 = 計180時間でこれが1学期とされている。
これも実際は週12.5時間 × 全12週間 = 計150時間で、更に中間テスト・校外学習・期末テスト・お別れ会等のイベントが発生するので総授業時間は150時間に満たない。

それでも4日で1課を終えるペースで進んでいくので、全12~14課の教科書は1学期で1冊以上進む。決して付いて行かれない速度では無いが、ゼロから始める人にとっては常に新しい単元を学んでいく事になるので息付く暇は無い。じっくりと復習するには毎日大量に出される宿題以外にも自ら時間を確保しなければならない。


台湾には中華民國設立当初に考案された注音 (ボポモフォ) という記号が存在する。


ㄅㄆㄇㄈㄉㄊㄋㄌㄍㄎㄏㄐㄑㄒㄓㄔㄕㄖㄗㄘㄙㄧㄨㄩㄚㄛㄜㄝㄞㄟㄠㄡㄢㄣㄤㄥㄦ


注音は平たく言えば日本語の平仮名のような音節文字を作ろうと発明された記号だが、文字としては普及せずに発音記号として今も残っている。台湾の小学校や一部の語学学校で使用されているが、台湾大学の語文中心においてはラテン文字がベースの拼音 [Pīn yīn]を使うので必ずしも覚える必要は無い。


台湾で使用されている話し言葉は中華人民共和国の標準語と同じである。その他に台湾語や客家語などの方言が日常的に使われている。例えば地下鉄のアナウンスでは標準語と英語に続いて台湾語と客家語が流れるという具合だ。


字體比較

一方で使用されている文字は中華人民共和国などで使用中の簡体字とは異なり、簡体字が発明される以前の伝統的な字体 (正體字) を継承している。それは簡体字に対して繁体字とも呼ばれ日本でも1949年まで使用されていた。

繁体字で中國語を学ぶ利点は、その歴史と字体の美しさにある。簡体字しか勉強していない世代が繁体字で書かれた歴史的文献を読めなくなるという文化断絶は社会問題としても提起されている。

新字体や簡体字に慣れた人が突然繁体字を見ると仰々しく感じるかもしれないが、一度繁体字に慣れてしまうと新字体や簡体字は間が抜けている様にしか見えなくなる。


国名人口 (2020)公用語字体
中国約14393万人標準語簡体字
台湾約2357万人標準語繁体字
マレーシア約3275万人英語・広東語・標準語簡体字
香港約748万人英語・広東語繁体字
シンガポール約569万人英語・標準語簡体字
マカオ約64万人広東語・ポルトガル語繁体字

台湾大学でも師範大学が作成した教科書を使っているように、基本的にどの学校で勉強しても内容に差は無い。初級の教科書には英語も併記されてあるので意味や文法を理解する際の助けになる。台湾は中國語の標準語と伝統的な繁体字を学びたい人にとって最適な場所と言える。


台灣大學戲劇學系
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